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 新年祈祷毎年除夜の鐘に引き続き、新年祈祷を行なっています。 正式には修正礼賀(祝聖修正)といい、迎えたばかりの新しい年の平和と参列者の多幸を 祈念いたします。その年の干支の描かれたかわらけで乾杯をし散会となります。
      
 初観音(年始めの会)その年初めて迎える観音さまのご縁日、つまり1月18日は、ご祈祷、説教、お汁粉の会が 行なわれます。
      
 
 大般若祈祷毎年1月の第2日曜日、 六百巻からなる『大般若波羅蜜多経』(大般若経)を奉読いたします。『大般若経』は中国の唐の時代に玄奘三蔵がインドから持ち帰り、わずか4年の間に漢訳 した経典です。中国では、竜朔3年(633)に、『大般若経』を講読する法会が修行され、 これが「大般若会」のはじまりとされています。 それから約40年後の大宝3年、日本でも奈良の四大寺で、『大般若会』が修行されました。 当時は勅命により、鎮護国家・除災招福の祈祷法会として行なわれましたが、現在はみなさまの、 家内安全・身体健全・商売繁盛・病気平癒などを祈念いたします。
 「大般若会」では十六善神をお祀りします。當山では彫り物の十六善神 (持国天・増長天・多聞天・広目天など)、玄奘三蔵、深沙大将の十八のご尊像を、 ご本尊釈迦牟尼如来の後ろへ安置しております。
 
      
 彼岸会彼岸とは、生死輪廻の迷いの世界を此岸とするのに対して、解脱涅槃の悟りの世界をいい、 彼岸に至る法会を彼岸会といいます。この法会は、わが国独自のもので、古くから行なわれて いたようです。そして、とくに彼岸の読経持斎の功徳が強調されるようになりました。 四季のはっきりしたわが国の風土にとけこみ、「暑さ寒さも彼岸まで」のことばどおり、 広く親しまれる行事です。春、秋のお中日には、檀信徒みなさま参列のもと「修証義奉読会」を 行ないます。
 
      
 盂蘭盆会(お盆みたままつり )・お棚経盂蘭盆とは、梵語(古代インドの聖語)でウランバナといい、「逆さにつるされたような非常な 苦しみ」という意味の語を漢字に置きかえた言葉です。お釈迦さまの高弟目連の母が、生前の罪業から餓鬼道に堕ちて苦しんでいました。 お釈迦さまは百味の飲食を七世の父母、十方の仏僧に供養すれば餓鬼も救われるだろうと説かれ ます。この『盂蘭盆経』による話から、先祖を苦しみの世界から救いだし、浄土に送る盂蘭盆の 行事が始まりました。
 日本では、推古天皇14年(606)からお寺ごとに設斉することになり、斉明天皇3年(657)には 飛鳥寺の西側に須弥山の形を作り盂蘭盆会をもうけたと『日本書紀』にあります。現在のように 精霊棚を作り、先祖の霊を迎えて僧に読経してもらうようになったのは江戸のころから。
 當山では、毎年7月11日、遠近の御住職多数に随喜を仰ぎ、法要を厳修。13日より檀家の各家 で読経を行なっています。
 
       
 納めの観音(年末の会)一年最後の観音さまのご縁日、つまり12月18日は、一年の無事を観音さまに報告と感謝のお経を あげ、方丈さまよりお話をいただきます。その後、軽食で懇親会を行ないます。
       
 除夜の鐘百八つの鐘は中国で始まったといわれ、暁に打つのは眠りをいましめ、暮れに打つのは目のくらんだ迷いをさますためとされています。日本では、除夜の鐘として親しまれていますが、数については、人間のもつ百八つの煩悩を洗い清めて新年をむかえるためとも、12月・24気・72候に応ずるためともいわれています。 
 當山の梵鐘は三門の上に安置されています。毎年大晦日には夜10時半に開門し、来会者一同で 読経の後、11時半より鐘を撞きはじめます。休憩所では甘酒のサービスや絵馬やお守 りをお分けしています。
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